2011年5月11日水曜日

すい臓がんの新薬を承認

FDA  アフィニトールの膵がん適応を承認

米食品医薬品局(FDA)は5月6日、ノバルティスのmTOR(哺乳類ラパマイシン標的タンパク質)阻害剤アフィニトール(エベロリムス)について、切除不能あるいは転移・進行性膵内分泌腫瘍(PNET)の適応を承認したと発表した。

PNETは、進行が遅くまれな腫瘍で、米国では毎年新規患者は1000人以下といわれる。同剤の安全性、有効性は、410人を対象としたRCTで検証され た。主要評価項目は無増悪生存期間(PFS)で、プラセボ投与群の4.6 か月に比べアフィニトール投与群では11か月(中間値)と約2倍に延長した。

主な副作用は、口内炎、発疹、下痢、疲労感、浮腫、胃痛、悪心、発熱、頭痛など。

2011年5月10日 MIXONLINE

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