2011年11月9日水曜日

ウイルスから優れた坑がん作用の新薬候補

韓国人研究チーム、画期的な抗がん新物質をウイルスから発見
ウイルスから坑がん作用の優れた新物質が発見された。韓国生命工学研究院のキム・ミョンヒ博士と米南カリフォルニア大学のチョン・ジェウン教授チームは8日、新しい坑がん治療剤を開発できる可能性が大きいこうした新物質を見つけたと明らかにした。研究結果はネイチャー姉妹紙の「ネイチャー構造分子生物学誌」11月号電子版に発表された。
人体にはがんと戦う代表的な遺伝子の「p53」がある。この遺伝子がまともに作動しなければがんにかかりやすくなり、がん治療もうまくできない。この遺伝子を操縦する2種類の酵素としてたんぱく質分解抑制酵素(HAUSP)とたんぱく質分解誘導酵素(MDM2)がある。
科学者はこの2種類の酵素を調節できる物質をこれまで探していた。研究チームはHAUSPとウイルスたんぱく質が混ざり合った物質の構造を究明し、ウイルスから出たペプチド「vif1、2」を見つけ出した。このペプチドは少ない数のアミノ酸でできたたんぱく質で「p53」ががん細胞を殺せるよう助ける。
2011年11月09日 中央日報

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