2011年10月27日木曜日

マムシ,さそりの毒からがん新薬作成

イラン人研究者、新たな抗がん構造を発見


イラン人研究者が、がん細胞を抑制するための新たな原子構造を発見しました。
この新たな構造は、ICD85と呼ばれ、ラーズィー血清開発ワクチン研究所で、マムシやさそりの毒から作成されました。
ラーズィー血清開発ワクチン研究所のザーレ研究員は、「この新たな構造は、15年に及ぶ研究によって発見されたものであり、乳がん、白血病、腎臓がん肺がんを抑制する効果がある」と語りました。さらに、「現在、この新たな構造は、ウサギとマウスを対象に実験が行われ、成功を収めている」としました。
また、「この新たな構造は、人間の生きた細胞に対しても実験的に用いられ、好ましい結果が得られている」としています。現在、がんの治療法のひとつに放射線治療がありますが、それは健康な細胞にも害を及ぼします。
ザーレ研究員は、「様々な実験は、この新たな構造なら、ほぼ完全にがん細胞のみを標的にすることができることを示している」と語りました。
さらに、「数々の調査によれば、この新たな原子構造を利用しても、がん患者の脱毛といった副作用を引き起こすことはない」と述べています。
イランは、この科学的な業績を手にした、世界でも限られた国の一つとなっています。
2011年 10月 25日 イランラジオ

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