2011年7月4日月曜日

がん転移を抑制するコーヒー

コーヒーがアルツハイマー予防になる可能性 ― 南フロリダ大学

科学者たちは痴呆やアルツハイマーを予防するものを探しているが、朝一杯のコーヒーはその1つであるかもしれない。
アルツハイマーの進行には様々な要因が複雑にからみあってると見られているが、コーヒーはその進行を止める手がかりになるかもしれないことを発見した。
南 フロリダ大学の研究者グループはトランスジェニックマウス(大雑把に言うと遺伝子組換えマウス)にそれぞれカフェインとコーヒーとカフェイン抜きコーヒー を混ぜた水を飲ませ、違いを調べた。このグループは以前にもコーヒーがアルツハイマーに対して効果があることを発見していたが、それがカフェインによるものなのか他の物質によるものかわからなかったため、今回の実験を行った。
結果はカフェインとカフェイン抜きコーヒーの両方がカフェイン入り コーヒー程の効果がないことがわかったという。このことから研究者たちはカフェインがコーヒー中の未知の物質と作用して、GSCFという物質の血中濃度を 高めていることを発見した。GSCFは脳内で神経細胞をつくるのを助ける働きをもつ成長因子で、アルツハイマーを発症してる人はGSCFの量がすくない。 また、動物実験からこの成長因子は記憶の向上に役立つと示唆されている。
アルツハイマー病に対する治療法は今のところないが、この未知の物質を明らかにすれば初期症状での治療に役立つ可能性があるという。それでも、コーヒーがアルツハイマーを予防する確実な方法である保証はない。
「我々は毎日の適度なコーヒーが完全にアルツハイマー病から人々を守るということは言っていない」と主任研究員Chuanhai Cao氏。「しかし、我々は適度なコーヒーがこの恐ろしい病気のリスクをかなり減らすか、その発症を遅らせることができると信じている。」
コーヒーには抗酸化作用などが知られている一方、発がん性が疑われているなど様々な効果があり、注目を集めている。発がん性が疑われる一方で、コーヒーの芳香成分にがん細胞の転移を抑制する効果があることを東京農工大の研究グループが発見している。
2011年7月4日 スゴモリ

タバコで前立腺がん死

喫煙で前立腺がん死増加

喫煙者は非喫煙者に比べて、前立腺がんで死亡する危険性が61%高いとの研究結果を、米ハーバード大などのチームが米医師会誌に発表した。10年以上の禁煙で、危険性は非喫煙者と同程度に下がるという。チームは、1986~2006年に前立腺がんと診断された約5400人を追跡、死因と喫煙との関係を分析した。その結果、診断時にたばこを吸っていた人は、吸ったことのない人に比べ、前立腺がんによる死亡のリスクと、治療後の再発リスクが、ともに61%高かった。

2011年7月4日 産経ニュース

肝臓がんの危険性2倍

C型肝炎のがん移行、遺伝子変異で危険性2倍に 理研など発見

C型肝炎にかかった場合に、悪化して肝がんになる危険性と関係のある遺伝子変異を発見したと、理化学研究所や広島大などのチームが3日付の米科学誌ネイチャージェネティクス(電子版)に発表した。

遺伝子変異は、個人によって遺伝子の塩基配列が1カ所だけ異なる一塩基多型(SNP)。特定のSNPがあると、ない場合に比べ、C型肝炎から肝がんに移行する危険性が約2倍になるという。チームは「肝がん発症の仕組みの解明や診断法の開発につながる」としている。

日本では年間3万人以上が肝がんで死亡。7割はウイルス感染によって起きるC型肝炎が原因という。国内のC型肝炎ウイルスへの感染者は、肝炎を発症していない人も含め150万人以上とも推定されている。

チームは、C型肝炎患者で肝がんを発症した922人と、発症しなかった2390人の計3312人の遺伝子を比較し解析。発症する危険性は、女性よりも男性で、また65歳以上の高齢者で比較的高いことが分かった。

2011年7月4日 共同通信

末期すい臓がんに新薬承認

中外製薬、抗悪性腫瘍剤「タルセバ」について「治癒切除不能な膵癌」に対する効能・効果および用法・用量の追加に関する承認を取得

抗悪性腫瘍剤「タルセバ(R)」
「治癒切除不能な膵癌」に対する効能・効果、用法・用量の追加承認取得および適正使用の推進について

中外製薬株式会社[本社:東京都中央区/社長:永山 治](以下、中外製薬)は、「切除不能な再発・進行性で、がん化学療法施行後に増悪した非小細胞肺癌」を効能・効果として販売を行っている抗悪性腫瘍剤エルロチニブ塩酸塩(販売名『タルセバ(R)錠25mg、同100mg』、以下、「タルセバ(R)」)について、2011年7月1日に厚生労働省より「治癒切除不能な膵癌」に対する効能・効果および用法・用量の追加に関する承認を取得したことをお知らせいたします。

中外製薬は、国内第II相臨床試験および海外で行われた主要な第III相臨床試験(PA.3試験)の成績を基に、「治癒切除不能な膵癌」に対する承認申請を2009年9月に行いました。PA.3試験では、「タルセバ(R)」を標準的な化学療法であるゲムシタビンと併用することで、主要評価項目の全生存期間ならびに副次的評価項目の無増悪生存期間が統計学的に有意に延長することが示されました。このPA.3試験の成績により米国では2005年11月、欧州でも2007年1月に膵がんを効能・効果として承認されています。

膵がんに対する「タルセバ(R)」とゲムシタビンの併用療法は、国内外の臨床試験において有効性が確認されていますが、重大な副作用である間質性肺疾患 の発現率が非小細胞肺がんの治療に用いる場合より高いこと、国内での間質性肺疾患の発現率が海外に比べて高いこと、海外では間質性肺疾患による死亡例が認 められていることが報告されていることから、中外製薬は極めて慎重な安全対策を厳重に行い、患者さんの安全性が確保されるよう適正使用の推進を最優先に取 り組むこととしております。

中外製薬は、「タルセバ(R)」が治療選択肢の極めて限られているアンメットメディカルニーズの非常に高い疾患である「治癒切除不能な膵癌」の新たな治療選択肢として、患者さんの治療に貢献できると確信しております。

2011年7月1日 プレスリリース

2011年7月1日金曜日

前立腺がん とタバコ

喫煙で前立腺がん死増加 危険性61%高

喫煙者は非喫煙者に比べて、前立腺がんで死亡する危険性が61%高いとの研究結果を、米ハーバード大などのチームが米医師会誌に発表した。10年以上の禁煙で、危険性は非喫煙者と同程度に下がるという。

チームは、1986~2006年に前立腺がんと診断された約5400人を追跡、死因と喫煙との関係を分析した。その結果、診断時にたばこを吸っていた人は、吸ったことのない人に比べ、前立腺がんによる死亡のリスクと、治療後の再発リスクが、ともに61%高かった。

喫煙によって、より悪性のがんが発生したか、免疫が低下したことなどが考えられるという。

2011年6月30日 ZAKZAK

悪性黒色腫で全生存期間を延長

悪性黒色腫の個別化治療候補品Lenvatinibの「臨床効果は確実」

エーザイは6月29日に開いたプロダクトリレーション(R&D)ミーティングで、医薬品開発と並行してバイオマーカーの研究を加速し、子会社エーディア (旧三光純薬)と戦略的に診断薬の開発を目指す方針を明らかにした。同社の個別化治療薬の候補品として注目されている Lenvatinib(E7080)に関し、遺伝子変異と臨床効果との相関関係の知見が得られている甲状腺がんや悪性黒色腫などでの診断薬の実用化も視野に入れて研究を進める。

同社は現在、マルチキナーゼ阻害剤Lenvatinib(E7080)のフェーズ3、フェーズ2試験を実施中だが、そのうち最も進んでいるのが分化型甲状腺がん。フェーズ2試験で行った同剤の遺伝子バイオマーカー解析では、KRAS/NRASの遺伝子変異のある患者のPR(部分寛解)は100%(変異のな い患者は36%)、KRAS/NRASあるいはBRAFの遺伝子変異のある患者のPRは91%(変異のない患者は27%)など、遺伝子変異のある患者で高 い治療効果があることが分っている。無増悪生存期間(PFS)でみても、RAS変異群では有意に延長した。

さらに、メラノーマ(悪性黒色腫)の臨床試験(遺伝子バイオマーカー 解析)でも、BRAF遺伝子が正常な患者ほど高い効果が得られており、現在、BRAF の遺伝子変異のない患者、およびPlexxikon社と提携先のロシュグループが開発中のベムラフェニブで効果のなかった患者に対するフェーズ2試験が進 行中で、バイオマーカーの候補の有用性を検討する方針だ。

米国では今年3月に切除不能・転移性悪性黒色腫で全生存期間を初めて延長さ せた抗CTLA-4抗体YERVOY(一般名:イピリムマブ、BMSが開発)が承認され、大きく悪性黒色腫の治療が大きく前進した。加えて、第一三共が買 収したPlexxikon社と提携先のロシュグループが開発中のベムラフェニブのP3試験結果が今年の米国臨床腫瘍学会で発表され、BRAF遺伝子変異の ある転移性悪性黒色腫患者群で化学療法群と比較して、死亡リスクを63%、有意に低下させたことを発表している。

エーザイのオンコロジー プロダクトクリエーション ユニットの大和隆志氏は「この2つの化合物(イピリムマブとベムラフェニブ)は悪性黒色腫の治療体系 を完全に変えた。ただし、今年のASCOで発表したデータでも分かるように、当社のLenvatinibの臨床効果は確実。当社にとって重要なのは、転移性悪性黒色腫で 特にアンメットニーズの高いBRAF遺伝子の変異のない患者。もうひとつは、ベムラフェニブが効かなくなった患者に対する可能性。これらの患者で非常に見 るべきデータが出れば、当社のLenvatinib の可能性はまだあると思う」と力説し、個別化治療薬としての実用化に期待を示した。

2011年7月1日 ミクスONLINE

嘔吐感が発生しない胃カメラ

がん・潰瘍の早期発見に負担の少ない内視鏡検査

開院してからもうすぐ1年を迎える『山高クリニック』では、「体の負担が少ない」という鼻からの胃カメラ(経鼻内視鏡)や大腸内視鏡検査により、胃がんや大腸がんの早期発見・早期治療に努めており、「胃カメラ検査でつらい思いをしたことがあり、なるべくなら内視鏡は受診したくはなかった」という方でも安心して検査を受けている。

「経鼻内視鏡は胃カメラを使用する際に患者様が苦手とする嘔吐感が発生しません。また、会話しながら検査を受けることができるため、苦痛が少なく安心して受けられる検査として、支持を受けています」と山高浩一院長。胃がんや大腸がん、胃潰瘍が心配な人はもちろん、胃のむかつきやのどの違和感などに悩んでいる人にもお勧めだという。

2011年7月 1日号 タウンニュース